簿記実務検定(民)資格
■簿記実務検定は、経理実務にそのまま役立つ資格です。
■経理は、企業の経営活動を支える要なので優秀な経理担当者はどこの会社でも引っ張りだこ!簿記はその経理の基礎になります。
■簿記実務検定は(財)全国商業高等学校協会主催、文部科学省後援による検定試験です。
■「簿記能力検定」と並んで、社会的信頼度も高いものです。
■主な対象は高校生ですが、一般の人も受検できます。 | |
受験料 | 1科目:3,500円、2科目:4,500円、3科目:5,500円、4科目:6,500円、5科目:7,500円 | 受験手続 | 受検要項・願書は、各地試験場校で入手できます。高校生の場合は在籍する高校で受検申込みをし、それ以外の場合は各地試験場校に願書に受験料を添えて提出します。 | 受験資格 | 制限はありません。 | 申込期間 | □6月試験:4月下旬〜5月上旬
□1月試験:11月上旬〜11月中旬 | 試験地 | 各都道府県の本部校が指定する試験場で実施されます。 | 試験日 | 6月と1月の第4日曜日 | 合格発表 | 当日試験場にて発表されます。 | 難易度 | 一般対象の検定試験より難易度は低いが、簿記の基礎知識を理解していないと上級を狙うのは難しいです。 | 収入・将来性 | 経営・経理の基礎になる簿記技術の修得は大学への推薦入学・就職に有利です。 | 試験内容 | □制限時間は各90分
□1級は会計、工業簿記の片方だけの受験も可
□出題範囲
3級:個人企業などにおける取引上の記帳から決算までの基礎的な簿記知識
・簿記の基礎、貸借対照表、仕訳など
・取引の記録
・帳簿と伝票
・決算
2級:特殊な取引と株式会社・本支店間の取引の記録、決算まで
・3級の範囲
・割賦販売、手形、法人税
・特殊仕訳帳、伝票の集計
・有価証券の評価
1級・会計:取引が生じた際の高度な会計処理や、財務諸表の作成とその見方
・2級までの範囲
・企業会計の基礎
・資産の評価、資産の評価方法
・損益計算(その基準や特別損益など)
・財務諸表の分析
1級・工業簿記:製造業における会計処理と原価計算(平成17年1月から原価計算に変更)
・工業簿記と原価計算(工業簿記の特色やその構造)
・原価要素と費目別計算(材料費や経費・労務費の内容と計算など)
・部門別計算(直接あるいは相互の補助部門費の配賦方法など)
・製品別計算(個別原価・総合原価の計算)
・取引の記帳(本社・工場間の取引を含む記帳)
・決算(製造原価報告書や決算の手続き)
□合格基準は80%以上の正答率で合格
※平成16年1月から2,3級は70%以上で合格。平成17年1月から1級は70%以上で合格。 | 備 考 | □1級で1科目合格後、4回以内の検定で残り1科目に80%以上の成績を修めたときは、1級合格者と認められます。
□原則として高校生を対象とした検定試験なので、一般対象の検定試験より難易度は高くありません。 | | | 問合せ先 | 〒160-0015 東京都新宿区大京町26
(財)全国商業高等学校協会
03-3357-7911 | ホームページ | (財)全国商業高等学校協会 |
受験料 | 1級:7,140円、2級:4,080円、3級:2,040円、4級:1,530円 | 受験手続 | □各地の商工会議所によって受検申込日時が異なります。そのため試験日の約2か月前に受検希望の商工会議所に問合せが必要です。
□申込方法も商工会議所によって異なるので、問い合わせて確認が必要です。
□1級受験者は、1年以内に撮影した写真が必要です。 | 受験資格 | 制限はありません。 | 申込期間 | 試験日の約2か月前から受付です。 | 試験地 | 全国各地の商工会議所が指定する場所です。 | 試験日 | 6月、11月(1〜4級)、2月(2〜4級) | 合格発表 | 各商工会議所によって異なります。 | 難易度 | □2級、1級がかなりの難易度です。
□4級は入門向けといわれていますが、甘くみてはいけません。 | 収入・将来性 | 企業の経営状態を把握する経理のスペシャリストとして、大企業、銀行への就職に有利です。 | 試験内容 | □4級:商業簿記(1時間30分)
・初歩的な商業簿記の理解
・大学程度の商業簿記、工業簿記、原価計算、会計学を習得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる
□3級:商業簿記(2時間)
・基礎的な商業簿記原則と記帳、決算等に関する初歩的実務の理解
・経理関連書類を読むことができ、取引先企業の経営内容を数字から理解できる
□2級:商業簿記・工業簿記(2時間)
・2科目について初歩的な原価計算を含む高校程度の知識の修得
・財務諸表を読む力がつき、企業の経営内容を把握できる
□1級:商業簿記・工業簿記・原価計算・会計学
・4科目について大学レベルの内容を修得、財務諸表規則その他企業会計に関する法規の理解
・経営管理や経営分析ができる | 合格基準 | 全級とも70%の正解率で合格です。
※1級は1科目ごとの得点が40%以上必要 | 備 考 | □簿記検定の合格者には、他の資格試験を受検する際に次の特典があります。
・1級合格者は税理士の受験資格を得られる。また、職業能力開発促進法の指導員資格試験における事務員の試験科目の一部が免除される。
・3級以上の合格者は、大学入学資格検定で簿記会計の科目が免除される。
□各級とも70点以上が合格。ただし、1級は1科目ごとの得点が40%以上でないと不合格。
□試験実施時間の異なる級についてはダブル受検もできます。
資格の生かし方
最低3級は取得、できれば2級以上の資格を取得しておくと強力な武器になります。
あらゆる分野で独立・開業する際にも強い見方になります。 | 問合せ先 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-2
日本商工会議所
03-5777-8600 | ホームページ | 日本商工会議所 |
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